耐震等級とは?等級の種類や特徴について解説

公開日:2024/05/15

家を新築したいけれど、近年は地震が多いので耐震性の高い住宅を建てたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、そんな不安を払拭すべく、耐震性を表す「耐震等級」の種類や特徴について解説します。この記事を最後までお読みいただき、住宅の耐震性に対する不安解消にお役立てください。

耐震等級の基本的な説明と種類

そもそも住宅の新築でよく聞く耐震等級とはどのような指標なのでしょうか。ここでは、耐震等級の概要や種類について解説します。

耐震等級とは

耐震等級とは、地震に対する建物強度を示す指標のひとつです。耐震等級は「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」に沿って制定されています。耐震等級は、地震の際にどのくらい建物が揺れに耐えられるのか、地震に強い建物なのかを判断する基準になります

耐震等級のランク

耐震等級は建物の耐震性能によって1~3までのランクに分けられています。等級の数字が大きいほど耐震性は高く等級3が最高等級です。耐震等級が高い建物は、地震に対する構造躯体の倒壊や崩壊などのしにくい建物だといえます。

耐震等級1

耐震等級1はもっとも低いランクの等級です。等級1は建築基準法で定められた最低限の耐震性能があることを示しています。等級1は震度6~7に相当する地震にも1度は耐えられる耐震性を持っています

耐震等級2

耐震等級2は等級1の1.25倍の耐震性があることを示しています。等級2は震度6~7相当の地震にも耐え、一部の補修をおこなえば地震後も暮らせる可能性が高いと判断される建物です。また、長期優良住宅として認定されるには、耐震等級2以上の強度が必須となっています。

耐震等級3

耐震等級3は等級1の1.5倍の耐震性があることを示しています。等級3は震度6~7相当の地震にも耐え、一部の軽微な修繕のみで暮らせる強固な建物です。災害時の救護活動や復興活動の拠点となる警察署や消防署は、その多くが耐震等級3で建設されています。

免震・制震と耐震の違い

地震対策の耐震設備には、免震・制震・耐震と3つの構造があります。ここでは、免震・制震・耐震の違いについて解説します。

免震とは

免震とは、建物と基礎との間に免震装置を設置することで地盤と建物を分離し、地震の揺れを直接建物に伝えない構造のことをいいます。地表面の揺れが直接伝わらないため、建物の揺れは地面より小さくなります。

制震とは

制震とは、建物の内部におもりやダンパーなどの制震部材を組み込むことで、地震の揺れを吸収する構造のことをいいます。制震は上階ほど揺れが抑えられるため、高層ビルなどの高い建物には特に有効な構造です。

耐震とは

耐震とは、現在多くの新築住宅に採用されている構造で「建物が倒壊せず、住人が避難できること」を前提とした、建物の強度によって揺れに耐える構造のことをいいます。耐震では建物の揺れは上階に行くほど大きくなります。

耐震等級を高める4つのポイント

ここまでは耐震等級の概要や種類に触れてきましたが、では具体的にどうすれば耐震等級が高められるのでしょうか。ここでは、耐震等級を高める4つのポイントについて解説します。

建物自体を軽くする

建物の重量が軽ければ軽いほど耐震性は高まります。建物が重いと地震発生時の揺れ幅が大きくなり、柱や基礎部分への荷重負荷が限界をむかえ壊れやすくなってしまいます。一方、建物が軽ければ地震での揺れ幅が小さくなり、荷重負荷も小さくなるため倒壊しづらくなります

耐力壁の数や面積を増やす

耐力壁とは、強風や地震などで横からの力に抵抗する壁のことをいいます。耐力壁の数や面積が多ければ多いほど耐震性は高まります。ただし、耐力壁の設置に関してはバランスを考慮した配置が大切です。建物の北側と南側、1階と2階の耐力壁の数や面積が均等に近いほど耐震性は高くなります。

耐震設備をバランスよく設置する

耐震設備はただ単に多ければいいというものではありません。耐力壁やダンパーなどの耐震設備が特定の部分ばかりに集中し、バランスの悪い状態で耐震設備が配置されていると、地震の際に一部分に大きな負荷がかかり、結果的に倒壊しやすい建物になってしまいます。

床の耐震性を上げる

柱や基礎部分が大切なのはもちろん、床の耐震性がしっかりしていることも重要です。柱や壁が頑丈でも、土台となる床が破損しやすければ揺れには耐えられません。耐震性能の高い床にすれば、柱や壁で受けた揺れを受け流せるため、建物のダメージを軽減できます。床の耐震性を上げるには、床の厚みを増すテクノストラクチャー工法や、床材に24㎜の分厚い合板を活用する剛床工法などが有効です。

まとめ

今回は耐震等級の種類や特徴について解説しました。建物の耐震等級には3つのランクが存在し、地震に強い安心できる住まいを建てたいのであれば、耐震等級3の性能を求めるようにしましょう。多くの注文住宅では希望する耐震等級での建築が可能なため、遠慮なくハウスメーカーや工務店に希望を伝えてください。また、既存の住宅であっても改修工事を実施することで、耐震性を高めることが可能です。耐震性を高める改修工事を得意とする建築会社やリフォーム会社はたくさん存在しますので、根気よく探すことが重要です。耐震等級の高い住宅を建てたいのであれば、ぜひこの記事にある内容を参考に、ハウスメーカーや工務店の門を叩いてみてください。

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