愛媛県でおすすめの注文住宅メーカーを紹介します！

愛媛県とは

愛媛県は四国の北西部に位置しており、香川県、徳島県、高知県に隣接しています。県内は県東部が「東予」、県中央部が「中予」、県南部が「南予」と大きく3つの地域に分けることができ、それぞれに特徴はありますが、どのエリアも豊かな自然を残しのんびりと暮らせる町並みが魅力です。

愛媛県は全体的に温暖な地域で雨が少なく冬の積雪もほとんどなく、なかでも東予である今治地方は日本でも降水量が少ない地域であり、安定した気温が暮らしやすさを感じられるでしょう。ただし一部山間部では積雪が多く、スキーやスノーボードなどのウインタースポーツを楽しめる場所もあります。

さらに愛媛県は交通アクセスのよさでも魅力を感じる都市です。飛行機であれば東京や大阪などの主要空港から松山空港まで国内8路線が定期運行しており、どの空港へも1時間～2時間程度で訪れることができます。また岡山駅からは瀬戸大橋を経由する「特急しおかぜ」が約1時間に1回運行しています。ほかにも伊予鉄道が各地域に走っているので、県内の移動でも困ることはないでしょう。

これから愛媛県への移住を考えている方への制度も整っているため、住む場所を変えて新たにスタートしたいという方も安心です。たとえば愛媛県で起業を考えている方のためには、資金援助や事務所の提供をしており、愛媛県で農林水産業に就きたい方への就業支援や求人情報の提供も積極的に行っています。

そして愛媛県は県として子育て中の方が相談できるオンラインコミュニティを創設し、さまざまな子育て情報をオンライン上で取得することができます。また子育て移住情報も豊富に取り扱っているので、移住して愛媛県で子育てをする方も安心です。

このように暮らすための制度も充実しており、観光スポットや自然も多くのんびりと過ごせる愛媛県は、多くの方が暮らしやすいと感じられる都市でもあります。だからこそマイホームを建てるのにおすすめの地域でもあるのです。

人気のエリア

全体的に暮らしやすい県である愛媛県ですが、そのなかでも人気のあるエリアについて簡単にご紹介します。1つ目は愛媛県のほぼ中央に位置し、県庁所在地でもある松山市です。

四国でもっとも人口が多い中核市ともなっており、市内中心部には百貨店や衣料品店、飲食店、娯楽施設、複合施設などもあり、生活面での不便を感じません。海や山、島、まちなどのさまざまな生活スタイルを楽しむことができる魅力あふれる都市が松山市です。

2つ目は、四国の瀬戸内海側のほぼ中央に位置し、交通利便性の高い新居浜市です。市内のあらゆる場所に豊富な観光資源があり、県内外からも多くの方が訪れる地域です。キャンプや海水浴、ゴルフなどのレジャーが楽しめる場所が豊富にありながら、市街地には大型家電量販店や24時間営業のスーパーなども揃っているので、住みやすさを感じられるでしょう。

3つ目は愛媛県東部に位置し、温暖な気候と豊かな自然、多種多様な農作物の生産地でもある西条市です。たくさんの温泉があることでも知られており、毎日の疲れを温泉で癒せるのは大きな魅力です。生活面では24時間営業のスーパーやコンビニなどのほか、ショッピングセンターやホームセンター、ドラッグストアなども揃っており、主要駅である伊予西条駅や壬生川駅周辺には飲食店や専門店の並ぶ商店街もあります。

最後にご紹介するのは、香川県や徳島県、高知県と面している四国の中央のまち、四国中央市です。交通利便性が高く、四国の各県庁所在地へも約1時間でアクセスできることが大きな魅力です。大型スーパーや中小スーパー、コンビニ、家電量販店なども多数あるため生活面でも不便さを感じにくいはずです。

愛媛県でマイホームを購入するのなら、必ず知っておきたいのが愛媛県の土地相場です。ここでは愛媛県全体の相場や、人気のある都市の相場についてご紹介するのでぜひチェックしてみてください。

まず愛媛県全体で見てみると2023年における最新公示地価は平均7万1,559円/㎡、坪単価では平均23万6,559円/坪であり、平均基準地価は4万7,745円/㎡、坪単価平均は15万7,835円/坪となっています。愛媛県全体での人口減少が続いていることから住宅地価の下落傾向が続いており、併せて住宅需要の低下も継続的となっています。

ただしエリアごとにも価格は異なるため、代表として前項にてご紹介した4都市の土地相場を見ていきましょう。松山市は愛媛県内でもっとも人気があり地価が高い場所で、地価平均は11万8,887円/㎡、坪単価平均は39万3,016円/坪です。

新居浜市の地価平均は3万7189円/㎡、坪単価平均は12万2,939円/坪、西条市では地価平均は3万1,124円/㎡、坪単価平均は10万2,889円/坪、四国中央市は地価平均は3万6,262円/㎡、坪単価平均は11万9,876円/坪となっています。反対に一番安い都市は久万高原町で地価平均は7,401円/㎡、坪単価平均は2万4,468円/坪です。

このように愛媛県内でもエリアによって土地の相場は大きく変わるので、予算を検討したうえで、どの地域にマイホームを建てるのかを考えてみてください。

家を建てる際に利用したいのが、国や各自治体で行っている補助金の制度です。ここでは愛媛県が提供している補助金制度をご紹介するので、お得に家づくりをするためにもぜひチェックしてみてください。

愛媛県：地域材利用木造住宅利子補給制度

地域材利用木造住宅利子補給制度は、愛媛県が行っている補助金の制度です。この制度は県内における木造住宅の建設促進と、県内で生産される地域材の利用拡大を目的としています。

補助の対象となるのは、自らの居住を目的とする一戸建て住宅を、県内で新築・購入される方が、住宅の主要部材に50％以上の地域材を利用し、指定金融機関から融資を受ける場合で、最長5年間利子補給を受けることができます。

また、対象となる住宅が長期優良住宅の認定を受け、かつ、住宅性能表示制度の「高齢者等への配慮に関すること」の等級3に適合する住宅である場合は、「えひめ優良木造住宅加算分」として「基本融資分」に加算されます。

愛媛県：「えひめ地域材の家」建設推進事業

「えひめ地域材の家」建設推進事業は、愛媛県が行っている木造住宅の建築促進と地域材の利用拡大を図るためにスタートした事業です。この事業では地域材を主要部材に30パーセント以上使用した木造住宅を建設・購入する方が、協定金融機関が融資資金の金利優遇を受けられる制度です。

制度を利用する場合は直接協定金融機関への申込みを行う必要があり、金利優遇についてはそれぞれの金融機関によって異なります。また地域材の利用率が50％以上の木造住宅は「地域材利用木造住宅利子補給制度」との併用もでき、その際の事務手続きは「地域材利用木造住宅利子補給制度」と同じです。

松山市：太陽光発電システム設置補助金

太陽光発電システム設置補助金は、松山市が独自で行っている補助金の制度です。対象となるのは個人または法人の一定条件を満たしている方で、1年度1回のみ申請できます。補助対象となるのは下記のような経費で、補助金額は1kWあたり2万円（上限10万円）です。

※ただし、補助対象経費が設置容量（kW）×2万円（上限10万円）より少ない場合は、その金額

1.機器の購入費

・太陽電池モジュール

・架台

・パワーコンディショナー

・接続箱

・開閉器

・電力量計

・モニター

2.設置に係る工事費

・配線及び配線器具を含む（足場設置・補強等を含む）

新居浜市：個人向け太陽光発電設備導入補助事業

新居浜市では個人向け太陽光発電設備導入補助事業として、住宅への自家消費型の太陽光発電設備の導入を補助する制度を提供しています。補助対象となる設備は太陽光発電設備（自家消費型）のみであり、交付要件のすべてを満たした方が補助を受けられます。

補助の対象者は一定の条件を満たす個人とPPA事業者またはリース業者で、補助金額は「出力（kW）×7万円」で上限が35万円となっています。交付を希望される場合は、必ず補助金交付要綱、補助金の手引きをご確認のうえ、交付申請を行ってください。

西条市：西条産材・CLT活用促進事業

西条市では西条産材・CLT活用促進事業として、西条産材の柱などを使用した住宅等の木造施設またはCLT（直行集成板）を使用した施設を新たに建築する方に対して、補助金を交付しています。対象木材は「ヒノキ材」「スギ材」「CLT」であり、ぞれぞれ対象施設や対象者が定められています。

ヒノキ材の場合は1本2,300円、スギ材は1本1,800円、CLTは3万円/㎡が補助金額です。申請を希望する方は西条市の担当課までお問い合わせください。

四国中央市：地球にやさしいエネルギー設備導入補助

四国中央市では、地球にやさしいエネルギー設備導入補助として、家庭用蓄電池システム、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス（ZEH）、電気自動車（EV）、原動機付自転車（EV）の導入費の一部を補助しています。

補助金額は家庭用蓄電池システムが導入費用の10分の1（上限10万円）、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス（ZEH）が30万円、電気自動車（EV）が20万円、原動機付自転車（EV）が5万円です。各制度に補助要件があるため、詳しく知りたい方は事業の公式サイトなどをチェックしてみてください。

注文住宅を建てる場合、悩む方が多いのが注文住宅メーカー選びです。愛媛県内にもたくさんの注文住宅メーカーがあるので、どれが自分に適したメーカーであるか判断するのは難しいものです。ここではそんな方のために注文住宅メーカー選びでチェックしたいポイントをご紹介します。

依頼先の種類

注文住宅メーカーの種類として大きく「ハウスメーカー」と「工務店」の2つがあります。ハウスメーカーは全国展開している会社が多く、どの地域で建てても品質が安定しているというのが特徴です。

展示場やモデルルームの数も多いため、家づくりへのイメージをしやすいというのもハウスメーカーのメリットです。ただし工務店に比べて高額になりやすく、設計が規格化されているため自由度が低いというデメリットもあります。

工務店は地域密着型で運営しているところが多く、その土地の特徴や気候などを知り尽くしており、エリアに適した家づくりができるのが大きな魅力です。また設計は1からすべてを決める自由設計であるため細かな部分までこだわれることはもちろん、費用を抑えやすいというメリットがあります。反対に施工エリアが限られていたり工期が長めになってしまったりなどのデメリットもあります。

ハウスメーカーと工務店にはそれぞれ異なる特徴やメリット・デメリットがあるので、それらをよく理解したうえで、自分たちが安心して依頼できる注文住宅メーカーを選ぶことが大切です。

担当者の質や相性

家の仕上がりは家づくりの窓口となってくれる担当者の質による部分が大きいです。資金や間取りなどの提案、設計、課題の改善などあらゆる部分で施主と関わるのは担当者だからです。そのため知識が豊富で、柔軟な対応や適切なアドバイスができる担当者に任せるのがおすすめです。

注文住宅メーカーのなかには地域で長く運営しているからこそできる土地の提案や資金相談、設計の提案まですべてワンストップで対応できるメーカーもあります。担当者との相性もよく、このように幅広い相談ができる注文住宅メーカーなら最後まで不安を感じることなく家づくりを行うことができるでしょう。

複数の会社に見積もりを依頼する

注文住宅メーカー選びの際には、始めから1社に絞って相談するのではなく、複数の会社に同じ希望内容で見積もりを依頼しその違いを比較することも大切です。メーカーによって価格が異なることはもちろん、担当者の対応や見積もりの明確さなども信頼できるかどうかにかかわる部分であるため、見積もりを依頼すると自分に合うメーカーの判断がしやすくなります。

また複数の見積もりを確認することで相場も見えてくるので、予算を立てるためにも必要な工程であるといえます。見積もりは公式サイトなどから気軽に依頼できる注文住宅メーカーが多いので、ぜひ気になるメーカーに依頼してみましょう。

ここまで愛媛県での家づくりについてさまざまな解説をしてきましたが、いざ実際に注文住宅を建てるということになった場合、どのようなポイントを重視すればよいのかというのが気になっている人も多いのではないでしょうか。そこで、当サイトではWEBアンケートによる調査を行いました。さっそく結果を見ていきましょう。

第1位は「予算・コスト」でした。注文住宅を建てるにあたってはかなり費用が必要になってくるため、予算面については事前に十分検討しておく必要があります。建てる際のイニシャルコストはもちろんですが、建てた後のランニングコストについてもしっかり考慮するのが大切です。

優れた注文住宅メーカーでは、そのことをよく理解しており、ランニングコストが抑えられるような工夫を家づくりに盛り込んでいます。そのうえメンテナンスの費用も抑えられるように工夫しているケースもあるので、選ぶならそういった取り組みを行っている注文住宅メーカーにするとよいでしょう。

第2位は「耐震性能」でした。日本は地震が多いため、耐震性能について妥協せずに家づくりをすることも必須となってきます。耐震性を表す耐震等級において、3以上の認定を取得している住まいを手掛けているような注文住宅メーカーに相談するのがおすすめです。

第3位は「断熱・気密性能」でした。断熱性や気密性が高い住まいを実現できれば、一年を通して快適に過ごせるうえに、光熱費を抑えられる省エネな暮らしが手に入ります。そのためにも、W断熱工法を採用していたり、全棟で気密測定を実施していたりするような注文住宅メーカーをぜひ探してみてください。

以上がアンケートの結果となります。次の見出しでは、注文住宅メーカーの比較ポイントを見ていきましょう。

注文住宅メーカーは各社で異なるコンセプトであったり、得意なことが違ったりとメーカーごとに魅力があります。ここではそんな注文住宅メーカーを比較する際にチェックしたいポイントをご紹介します。

耐震性能

家族が長く安心して暮らすためには、日本ならどこでも不安のある地震への対策をしっかりと行った家にすることが大切です。家の工法や構造などによっても耐震性能は変わりますが、南海トラフ地震にも備えられるのは耐震等級3の家す。

また地震に耐えられるだけでなく、地震の揺れを軽減したり繰り返しの余震にも耐えられるようにするために制振性能にもこだわって家づくりをしている注文住宅メーカーならより安心です。ぜひ安心が続く家にするために高い耐震性・制振性能の家づくりをしている注文住宅メーカーを選びましょう。

断熱・気密性能

家のなかの快適さは、断熱性能や気密性能が重要なポイントです。断熱性が高く気密性が高い家なら、冬は暖かく夏は涼しく過ごせるため家族の健康にもよい影響を与えてくれ、さらに冷暖房の利用率を抑えることができるのです。

断熱性能や気密性能を確保するための工事も注文住宅メーカーによって異なりますが、たとえば外断熱と内断熱を組み合わせたW断熱工法を導入していたり、空気の出入りが激しい窓にトリプル樹脂サッシを採用したりと、さまざまな工夫をしている注文住宅メーカーなら安心です。

デザイン

デザインは家族ごとに好みが違うからこそ、自分たちの理想を叶えるデザインをしてくれるような注文住宅メーカーを選ぶことが大切です。また家は何十年と長く暮らしていくことが多いため、現在の暮らしだけでなく将来的に暮らし方が変化した場合に対応できるデザインを提供しているメーカーもおすすめです。

各注文住宅メーカーの得意とするデザインは公式サイトや資料などに掲載されているので、よく見比べながら自分たちにぴったりのメーカーを見つけてください。

予算・コスト

家を建てる際に不安を感じやすいのが費用のことです。長く支払いが続くものでもあるため、無理のない資金計画を立ててくれ、予算内で最大限の提案をしてくれるような注文住宅メーカーがおすすめです。

また費用について考える際は、建てるときのイニシャルコストだけでなく、光熱費などのランニングコストや修繕のメンテナンスコストについても検討しましょう。性能が高くメンテナンス回数を抑えられるような住宅を提案している注文住宅メーカーなら、住んでからお金の心配をする必要がありません。

保証・アフターサービス

家の品質を証明する保証や、住み始めてからの不具合やトラブルなどに迅速に対応してくれるアフターサービスも注文住宅メーカーを比較する際にチェックしたいポイントです。保証やアフターサービスの内容はメーカーごとに大きく異なるので、どのような対応をしてくれれば安心であるかを考えてそれに適したサポートをしてくれる注文住宅メーカーを選んでください。

外部からの評価

数多くの注文住宅メーカーがあり、その違いがいまいちわからないという方は、実際に建てた方の口コミや外部からの評価も参考にしてみてください。たとえば客観的なエビデンスに基づいて評価され、賞を受賞しているなどの注文住宅メーカーであれば、より安心して家づくりを任せることができるはずです。

温暖な気候で災害も少なく、県外へのアクセス性も高い愛媛県は、幅広い世代にとって暮らしやすい県です。そんな愛媛県で理想のマイホームを建てるためには、自分たちの希望を叶えてくれる注文住宅メーカーを見つけることが大切です。ぜひ気になる注文住宅メーカーには資料請求をしたり、実際に展示場に訪れて相談してみたりしながら、自分たちにとって最適なマイホームを手に入れましょう。